2023年 日本の職場におけるウェルビーイング:成長意欲の高い社員が会社の繁栄を生み出す仕組み

© Forrester Research, Inc. All rights reserved. 成長意欲のある従業員は定着率が高く、満足している従業員は生産性も高い。 本調査では、成長意欲の高い従業員の定着率と生産性が高くなっていることが示されました。アンケート参 加者である従業員の3分の2近くが、従業員のウェルビーイングの責任は会社にあると考えており、会社が その改善のために可能なことすべてを行っていると思っているのはわずか24%のみです。83%が従業員の ウェルビーイングに対する期待値は1年前と比較して同等あるいは高いと回答していることから、人材がよ そに職を求める状況を回避するために改善の余地はまだほかにもあると思われます。先を見据える企業は、 今ウェルビーイングを優先することで将来に備えています。 従業員のウェルビーイングをアピールして人材を惹きつける。 日本でのアンケート参加者の78%が、従業員の感情に配慮する会社を見つけることが重要であると考えてい ます。職務詳細や企業ウェブサイトで、そして面接時に、自社従業員の成長意欲の高さをアピールして差別 化を図るとよいでしょう。 従業員を理解することで成長意欲の向上を支援し、事業の成長へとつなげる。 仕事における成長意欲が高い従業員はアンケート参加者のわずか7%であることから、従業員の多くのウェ ルビーイングが低いことが見て取れます。従業員がやる気と帰属意識を得られ、インクルーシブな/尊重し 合える職場環境の一員であると感じられるように支援することで、従業員のウェルビーイング、ひいてはパ フォーマンスに多大な効果を与えることができます。従業員にとって何が重要なのかを見出してその実現に 取り組むことで、従業員は得られる恩恵を目指してやる気が高まり、会社の利益にもつながります。 主な推奨事項

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